今回のビデオ(曲)は前回の「10cc」の続きで「アイム・ノット・
イン・ラヴ」(「 I’m Not in Love」)という曲です。
この曲がリリースされたのは1975年ですから前回の曲「愛ゆえに」の
リリースは1977年なので、さかのぼること2年前の曲で、オリジナルメ
ンバー4人で作りあげた曲ということになります。ちなみに、この曲は
もともとはボサノヴァ風の曲調だったそうです。
「アイム・ノット・イン・ラヴ」(「 I’m Not in Love」)は1975年に
リリースされた、アルバム『オリジナル・サウンドトラック』の2曲目に
収録されており、イギリスでは全英シングルチャートで1975年6月22日か
ら2週にわたって1位、アメリカでは1975年5月17日に「ビルボード」のシ
ングルチャート84位で初登場し、1975年7月9日から3週にわたって2位を
記録しました。
「アイム・ノット・イン・ラヴ」の成功が10ccの評価を世界的に高める
こととなり、この曲は世界各国の多くのアーチストにカバーされています。
歌詞の意味について、メンバーで作詞者のエリック・スチュワートは次
のように言っています。[from S.O.S(Sound Of Sound)CLASSIC TRACKS:
10cc ‘I’m Not In Love’]
『そのとき、妻と僕は結婚して8年経っていたよ。彼女は僕に「どうして
もっと”I Love You”って言ってくれないの?」って聞くんだよ。僕は頭の
なかにくだらないアイデアが浮かんだ。こういう言葉って何度も繰り返す
ととにかくその価値を失ってしまうだろ。
だから彼女にこう言ったんだ。「あのね。もし毎日のように僕が”I Love You”
って言い続けてたら、その意味はイベントのようになってしまうんだよ。」
そう彼女に宣言したら、別な言い方を考えてみようって気になったんだ。
その結果僕が選んだ言葉が”I’m not inlove with you,”で、この言い方が
この曲を通じて簿妙に意味をもっているんだ。そしてそれが僕らの夫婦関係
が続けられる理由になっているんだよ。』(Published in SOS June 2005)
重厚なコーラスの「アイム・ノット・イン・ラヴ」、興味のある方は聞か
れてみてはいかがでしょうか。